情報が古い場合や、リンクが切れている場合がありますのでご注意下さい。
3/1〜4に行われた、週末イベント続唱構築戦で使ったデッキ晒しです
続唱構築戦とは
毎週末に行われる特殊ルールでの構築戦の1つです。
各ターン最初に使用するカードに続唱を付与する効果を持つ紋章を持った状態でスタートします。
続唱の効果は次の通りです。
続唱は、「あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、点数で見たマナ・コストがその呪文より低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その後、これにより追放されたすべてのカードを、あなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。」を意味する。
続唱 – MTG Wiki
例えば、2コストのカードを使用した場合、デッキの上から順に1コストのカードが出るまで追放していき、1コストのカードが見つかれば(MTGアリーナの場合は、ここまでシステム側が自動処理する)それをコスト支払いなしに使用可能、ということです(ライブラリに戻す作業もシステム側で勝手に行うので気にしないでOK)
そんな環境なので、自然とアクション数が増えて乱戦になりやすい(と思われる)構築戦です
デッキリスト
デッキコンセプト
まぁ、わかりやすく《アジャニの群れ仲間》を育てて殴る、それだけですw
構築にあたって気をつけた点
この続唱構築戦の環境は、実際に当たるか自分で使用すると分かりますが、《アジャニの歓迎》がとにかく物凄い回復量を供給するので強力なカードです。
そのため、1コストカードを《アジャニの歓迎》4枚のみに絞り、2コスト帯をクリーチャーのみにすることで確実に《アジャニの歓迎》を続唱で引き当て、回復に当てるようにしています。
白1コストには、《軍団の上陸》《レオニンの先兵》など優秀なカードが多く、実際に当たった白デッキにも《アジャニの歓迎》と合わせて採用しているデッキを多く見ましたが、やはり続唱が安定しないよう見受けられた(それが弱いわけではないですが)ので、他のカードを捨てて《アジャニの歓迎》のみにして動きを安定させる方向にしています。
また、出来るだけ続唱効果を無駄にしないようカードチョイスをしているくらいでしょうか
主なカードについて
クリーチャー
《アジャニの群れ仲間》
このデッキのメインアタッカーにしてフィニッシャーにして軸になるクリーチャー。
《アジャニの歓迎》を続唱で引っ張り出して最速2ターン目で3/3(最初のターンに《アジャニの歓迎》を出せていれば4/4)で次のターンには、上手くいけば5/5で攻撃に行けるというのは異常です。また、死ななければとことん育つのでアホみたいな数字(20/20とかも余裕)になりやすいです。
《情熱的な扇動者》
5枚目の《アジャニの歓迎》枠、生きている《アジャニの歓迎》です。
このリストでは、2枚になっていますが《疫病造り師》を1枚にして、こちらを3枚にするプランもありです。
《オルゾフの処罰者》
黒2コスト界の優秀クリーチャー。
接死持ちというだけでも偉いのに、死後持ちなのでチャンプブロックで相手をほぼ確実に打ち取り、そのあとはスピリットトークンになって《アジャニの歓迎》の恩恵を受けれると言うおまけが確実に取れる強みまで持ってきました。
《疫病造り師》
正直、思ってたほど刺さらないのでこの枠は2枚でなく1枚かなと。
《ケイヤの怒り》の後続ターンで相手の動きを止めれればいいな、程度なので続唱効果で、《オルゾフの処罰者》引いてくればライフ回復量2倍チャンスだったりするのも悪くないですがw
《聖堂の鐘憑き》
ライフ回復ができ、相手の手札に干渉するのに弱いわけがあろうか(反語)
特に、このデッキの場合は《アジャニの群れ仲間》を育てるのにも使えるので悪くない選択肢になります。
まぁ、この子の強さを個人的に信じてるのも採用理由にあります。
《黎明をもたらす者ライラ》《破滅を囁くもの》
2種類纏めての紹介ですが、どちらもフィニッシャーとしての採用です。
飛行持ちを共通要素として、片や先制攻撃と絆魂を持ち、もう一方はトランプルと諜報を持つと言うやや役割を異にしているため両方を採用しています。
その他の呪文
《アジャニの歓迎》
このデッキの中核をなすエンチャント。
自分のライフを増やしつつ(回復とは次元が違うw)、《アジャニの群れ仲間》も育てる優良カード。
赤単相手であればこいつを並べるだけで勝ててしまうほど、この環境では優秀です。
《屈辱》
このデッキで、相手のクリーチャーに直接触れる数少ないカードです。
《喪心》等は2コスト枠をクリーチャーにしたかった都合で見送ってしまったので。
相手のターンに打てば、相手のクリーチャー(稀にエンチャント)を割りつつ、8割以上の確率(計算してない)でクリーチャーを続唱で出せるのでブロッカーを作ることやライフ回復に当てることも可能です
《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》
思ったほど活躍しなかったカードシリーズです。
とはいえ、アグロに寄りがちな環境なので弱いわけではないと思うのですが……横に並ばれてしまうとやはり弱い(苦笑)
相手の動きが弱ければワンチャン程度なので抜いてもいいかも。
どうでもいいけど、ネイティブ系の発音だとケイヤではなくカイヤに聞こえてしまうのは自分だけだろうか?(ミシックチャンピオンシップの中継見てるとそう聞こえてしょうがなかった)
《ケイヤの怒り》
盤面リセットカード。どちらかと言うと、手出しよりもフィニッシャー2種類からの続唱狙いです。
と言うのは、続唱で使用する呪文はスタックルールの関係上先に処理されるので、《ケイヤの怒り》で盤面リセット→更地にフィニッシャー降臨となるためです。
まぁそこまで決まることはないですがw
《イクサランの束縛》
盤面にあるカードを追放拘束し、さらに後続を出させないようにできる(続唱効果も影響範囲内)ので採用です。
《議事会の裁き》ではないのは、このデッキはあまり横に並ばないので召集効果の恩恵が薄いためです。あと後続封じも強い。
《天上の赦免》
このデッキ最大のマナコストカード。
ここに辿り着ければかなり強いカードだと思うけど、辿り着く前にだいたい勝負ついてる。
とにかく、書いてあること全て強いことしか書いてないw
改良案
使ってみた感じでいえば次の入れ替えはありかなぁと
- -1《疫病造り師》→+1《輝かしい天使》
- -1《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》→+1《屈辱》
- -1《天上の赦免》→+1《ケイヤの怒り》or《ヴラスカの侮辱》
どれも想定よりも効果が薄いと感じられたため、効果的なカードに差し替えたほうがいいかなぁと言うところです。
他に採用しても良さそうなカードは、《回生+会稽》や《セラからの翼》《不敬の行進》、追加の《情熱的な扇動者》あたりが思いつきますが、はてさて……
最後に:イベント構築戦で思うこと
イベント構築戦は、追加ルールのおかげで普段と違った構築を楽しむことができるのですが、追加ルールを設ける関係上、通常のスタンダードでは問題のないカードが酷い状況を作り出すことが起こり得ます。
今回の続唱構築戦で言えば、続唱効果を全否定してくる《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》がそれにあたります。
戦略として採用するのはありだと思いますが、イベントの楽しみを奪うのはどうかと思うのもまたありまして難しいところです。
まぁそれを言うと《アジャニの歓迎》も想像以上に酷いので制限されても致し方ないかなぁと思うところもあります。
他にも、シングルトン(基本地形以外1枚制限構築。いわゆるハイランダー)やパウパー(コモンカード限定構築)での《しつこい請願者》や《ネズミの群棲》も正直なところメスを入れて欲しいところです。
この2枚は、特にシングルトンで1枚でも見たら即マッチやめるレベルなんですよね。使ってる方は楽しいのかもしれませんが頭使ってデッキを考えてるのをバカにされてるようにしか見えない。
イベント構築戦は、ゲーム内資金であるゴールドが参加費として少なからずかかるので元が取れる程度に勝ち進めたいのは、参加する以上共通認識ですしわかるのですが、ただ勝てば何してもいいようなデッキは正直なところやめて欲しいのが本音です。
この辺、海外でも同様の思いをしている人がいるようで、Twitterで愚痴てたのをタグサーチで見かけたのをざっくり意訳したので最後に掲載しておきます。
コメント